偽善者について
「多額の寄付を公表する芸能人は
イメージ作りに必死」
「障がい者扱いするな!特別扱いするな!」
このような発言をよく耳にしますね。
あと、どこかで地震が起きたとして、
「この自粛モードを現地の人達は望んでない!」
これも、聞きますね。
ありませんが、何となく想像できる事としたら、僕だったら、
「おいちょっと助けてくれ。特別に扱ってくれ!おれは今大変なんだ!」
「お金がなくて周りには飲む水さえもない、え?お金くれるんですか!ありがたい!ありがたい!」
「地震で全部失った。明日行くはずたったライブもいけない。行きたかったな。チケット代払ってるし、延期にならないかな。」
こうなると思います。
いくら綺麗事を言っても深層心理
はこうではないですか?
自分が辛い時、助けてくれる人がいる。
そこに善の心があるかどうかなんて
正直どうだっていい。助けてくれることが
嬉しい。とにかくしがみつくしかない。
表には絶対出しませんが、
辛い思いをしている
自分のことを考えてくれる人が
いることが凄く心地良い。
勝手に当事者の気持ちはこうだと
決めつけ何も行動しなかったり、
自分が楽な方向に持って行こうと
する心理も僕はわかります。
だけど、偽善の心でも奉仕して
くれる人がいるかいないかで、
当事者にとって状況は大きく違うと
思います。
誰かの為に何かしようとしている人に
対して、それは偽善だ!と罵るのは
やめましょう。
ちょっと矛盾するような言い方をしますが、
言いたいことをまとめると
それは偽善だ!と言って何もしない。
これが一番の偽善者だということです。